モータースポーツ、レース用語集
F1中継など、レース映像を見ている時によく耳にするであろうモータースポーツ専門用語を”あいうえお順”で紹介。
知ってるだけでレースが面白くなるレース用語も多いのでチェックしてみてください
あ
ピットを出てからコントロールラインを通過するまでの1周。
タイヤがまだ冷えていて冷却水などは高温になっているため全開走行は慎重に!
タイヤがマシンや路面に対してどのような角度で装着されているかを表す
レース中のクラッシュなどでこのアライメントが狂うと速度が出なかったり、まともに走れなくなる
レース中、順位を競うライバルよりも早くピットインを済ませ、後にピットアウトして来たそのライバルよりも前に出る作戦、状況のこと。
ライバルよりも先に新品タイヤに交換するためオーバーテイクが難しい状況では効果的。
反対に”オーバーカット”がある
路面の”うねり”のこと
公道を利用した市街地サーキットは特に対策が必要
雨用のタイヤ
レインタイヤ(ウェット)より溝が浅い
ピットに入る周のこと。
対義語は”アウトラップ”
エンジンが空気を取り込む部分に取り付け、流入空気量を制限する部品
主にマシンごとの出力を調整し、参加マシンの性能を均一に揃える目的で使われる
ドライバーの頭部を守る保護装置。
IndyCarに装備されている。
ワイパーなどの装備は無いが、汚れた時に簡単に剥がせる透明フィルムが数枚貼ってあるのでピット作業の際に剥がせばすぐにクリアな視界にすることが可能。
F1マシンにも似たような保護装置の”HALO”装着されている
”AntilockBrakeSystem”(アンチロックブレーキシステム)の略称
強くブレーキを踏んだ際にタイヤがロックしないようにする電子制御の1つ。
タイヤがロックしてしまうと路面上を滑ることになり、制動距離が伸びたりスピンしてしまうことを防ぐ。
一般車にも搭載されている。
”APEX”
コーナーを曲がる際に最もイン側に近づく場所を指す言葉。
同様な意味で”クリップ”や”クリッピングポイント”とも呼ばれる
オーバルトラックにてコース内側にあるバンクの少ない平坦な場所。
300km超えの全開コーナリング中にバンクからエプロンに降りるのはクラッシュ回避の高等テクニック
レース中、順位を競うライバルよりも後にピットインし、コースに出た時にそのライバルよりも前に出る作戦、状況のこと。
ライバルよりもデグラデーションが少なく、ラップタイムが速いときに効果的
この反対に”アンダーカット”がある
前車を追い抜いて前に出ること。
レースの醍醐味の1つ。
陸上競技のような楕円形に近いコースでストレートとバンクのついたコーナーで形成される。
主にアメリカのindyやNASCARなどが走る。
各レースには硬さの違うタイヤが用意されるが、その中でも柔らかいタイヤのことを呼ぶ
”オプション=予備”の意味がある
対義語に”プライムタイヤ”がある
か
走行中にオーバーステアで後輪が流れた時に後輪の流れた方向にハンドルを切って修正すること。
ドリフト走行や、レース中はスピンを防ぐためにカウンターを当てる
マシン設計などを担当していたエンジニアがチームから離れる際に一定期間、他のチームに所属することを禁止する契約(情報漏洩を防ぐ意味で)を結ぶ場合が多く、退職から就職までの何もしない(庭いじりしか出来ない)期間のことを指す言葉。
主にF1の世界で使われる。
路面の傾き、角度のことで”バンク”とも呼ぶ
基本的にカーブの内側よりも外側のほうが高く設定されており、このカントのお陰で曲がりやすくなっている
バンクがコーナーの「内側が低く外側が高く」なっているのに対して、逆バンクは文字通り、「内側が高く外側が低く」なっている角度の事。コーナリング中に外側に流れるような感覚のため非常に難しいコーナーになる。
車を正面から見た時に地面に対してどれだけ傾いてるかを指す。
内側に向かってハの字になっている時を”ネガティブキャンバー”
外側に向かって開いてる時を”ポジティブキャンバー”と呼ぶ
”Qualifying”予選のこと
サーキットのコース外の”非舗装路面”のこと
一般的に芝生だったり砂利が敷いてありコースオフしたマシンの速度を強制的に落とす目的の為。
一度ハマると抜けだせないほど深い砂利が敷いてある場所もある。
ドライバー自身、観客の安全を守るため大事な設備
他のマシンなどの影響を受けずに1周走れた周のこと
予選など限られた時間の中で複数台がアタックする状況ではクリアラップを確保するのが難しい
コーナリング中に最もイン側に近づくところを指す言葉
同様な意味で”エイペックス”とも言う
”タイヤの限界域を使用した曲がり方”又は”走り方”を呼ぶ
故意に限界を超えてタイヤを滑らせながら走る走法を”ドリフト走行”と呼ぶ
文字通り緑色の旗。
カテゴリーによって多少の違いがあるが基本的に”コースクリア”の意味で使われる。
前方でアクシデントが起きた場合イエローフラッグが降られ減速区間(オーバーテイク禁止)に入り、その後アクシデント区間を過ぎた場所でグリーンフラッグが降られレーススピードに戻すことが出来る。
またSCやFCYからのレース再開の合図でもグリーンフラッグが降られます
そのサーキットの歴代最速ラップを指す。決勝のみが対象となるのか、予選中も認められるのかはカテゴリーにより変わる
「了解した」の意味
元は無線業界の用語らしい。
あなたの指示をコピー(複製)した。つまり了解した。みたいな感じ
マシンが通過することでラップタイムの計時に使用される線のこと
タイヤのゴム質のこと。コンパウンドの違いにより、タイヤの耐久度やラップタイムに大きく影響する。
さ
“side by side”
横から見た時に2台のマシンが重なるように走行している状況のこと。
似たような言葉に”ホイールtoホイール”がある
コース上に設置された信号のこと
スタートの合図やイエローフラッグの表示に使用される
安全上の観点から、意図的に速度を落とさせる目的で作られたS字コーナーのことを指す
長い直線の後に設置されていることが多い
広い駐車場などの舗装路にパイロンを立てて1台づつ周回しタイムを競う競技
レースを始める際の最初のコントロールラインを指す
この時、計時の有無は関係ない
決勝スタートする際に、マシンが並ぶ場所のこと。
通常2列で段差ついた配置に対して予選順に先頭から並ぶ
一番先頭をポールポジションと呼ぶ
各マシンがグリッド上に完全に静止した状態で待機し、信号の合図で一斉にスタートするスタート方式。
徒競走のよーいドン!をイメージすると分かりやすい。
主にF1などのフォーミュラカーによるレースで採用される。
対称にローリングスタートがある
直訳で「外に留まる」
レース中ではピットに入らずそのまま走るの意味で使われる
「StayOut!StayOut!」とエンジニアからドライバーに指示が入る場面も実車レースで見られる。
ピットに入る場合は「Box!Box!」
エンジンが止まってしまうこと
エンストの”スト”の部分
ドライコンディションの時に使われる溝のないタイヤのこと
前車の真後ろに入ることで空気抵抗を減らし速度を伸ばすテクニック、又はその状況のこと。
真後ろに入ることで速度は高くなるが同時にダウンフォースも失うためコーナーでは注意。
似たような意味で”トウ”がある。
タイヤが雨などで滑りそのまま転倒すること。2輪レースで使われます。
スリーワイド
”サイドバイサイド”からさらに1台が加わり、3台のマシンが横並びになっている状態。
危険な状況ではあるがレースの見どころでもある
”Slow in Fast Out”
レースにおいて基本テクニックの1つ。コーナーに入る前に十分に減速しておき、コーナーに入ったらアクセルを踏んで脱出して行く。
コーナーに速く進入するのではなく、いかに速く脱出するかが大事
ゆっくりとタイヤから空気が漏れることを指す。見た目に変化が少ないので気づきにくい
コース上でアクシデントが発生したときに先頭の前で走行し、隊列をコントロールする車両
日本国内や、F1などヨーロッパのレースでこのように呼ばれ、アメリカでは”ペースカー”と呼ばれる
た
電気毛布のようにタイヤに被せて温める装置。使用後のタイヤ温度が停止状態から高いため安全面でも一役買う。冷えたタイヤは危険
高速で走るマシンを地面に押し付ける空気の働き。
ダウンフォースが高いほどコーナーでは遠心力に負けず高速で走ることが可能になるが直線での速度は落ちる。
ウイングの形状や車体そのものの形状によりダウンフォースの発生量は変わるため設計エンジニアの腕の見せ所。
正反対の働きが航空機の”揚力”にあたる。
白と黒の市松模様の旗で、レース終了の合図で振られる。
一番最初にチェッカーフラッグを受けるのは勝者の証!
過去にF1選手権で既定周回で振られるはずが何らかのミスで既定周回よりも早く振られてしまい、その時点でレース終了となったこともある。

”タイヤ摩耗による性能劣化”のこと。
タイヤは走るにつれて摩耗する、それに比例してラップタイムは右肩下がりに落ちていくがその角度が大きいタイヤや状態を「デグラデーションが大きい」などと言う。
逆にその角度が小さく緩やかに下降するタイヤ、状態を「デグラデーションが小さい」と表現する。
一般的に柔らかいソフトタイヤはデグラデーションが大きく、硬いハードタイヤはデグラデーションが小さい。
自車が前車の後ろに入り空力的優位に立つこと
スリップストリームとほぼ同異。
レース実況などで「トウをもらう」「トウ外しの動き」などの使われ方をする
車を真上から見た時のタイヤの傾き角度
進行方向に向かって内側に傾いていると”トーイン”
外側に傾いている場合”トーアウト”と呼ばれる
タイヤと路面の間に発生する摩擦を活かして前進する駆動力のこと。
しっかりと路面に食いついて走る車を「トラクションが良い」などと表現する
”TC”と表記される。
タイヤが空転しないよう制御して走るドライビング技術。または車に搭載されている電子制御機能のことを指す。
マシンが走行時に受ける正面からの空気抵抗のこと。
ドラッグが多ければ加速、最高速低下など悪影響が多いため、いかにドラッグを減らしダウンフォースを発生させるかが鍵になる。
主にアメリカのNASCARで使われるレース用語で他カテゴリーで使われる「スリップストリーム」に似た意味で使われます。”ドラフト”とも言われます。スリップストリームとの違いは、後続車だけでなく先導車にも恩恵があることです。「リーディングドラフト」と「バンプドラフト」に細分化されます

な
は
レース中、青旗を振られた周回遅れのマシンのこと。ロードレースでは周回遅れのマシンは後ろから来るマシンに道を譲ることが義務付けされている
レース中に前車を追い抜く場所、追い抜こうと考えている場所を指す。長いストレート後のコーナー手前がパッシングポイントになりやすい。
ハロ、ヘイローなどと呼ばれるドライバーの頭部保護デバイス
2018年からF1やF2などのカテゴリーでの装着が義務化した
ビーチサンダルの紐の部分に見えなくもない
似たような頭部保護装備にエアロスクリーンがある
パーシャルスロットルとも言う。
アクセルを全開で踏まずに加減して踏むこと。
これによりコーナリングの安定性や速度が大きく向上する
サーキットのコーナーにおいて、内側が低く、外側が高くなるような傾きの事。”カント”とも言います。バンクがあることによりスムーズなコーナリングが可能になる。一般的な公道にも実はバンクがついています。
NASCARで使われるドラフティングの1つ。リーディングドラフトにより2台が超高速で走行している状態でも いずれ超えられない空気の壁にぶつかり、速度が頭打ちします。この状態を打破するために後ろの車が前の車を「直接押して」加速させるテクニックを指します。物理的に押すことにより前の車は空気の壁を破り加速、それに引っ張られるように後ろの車も加速します。また、一時的な「押す」という行為以外に、完全に「くっついた状態」で走行することもバンプドラフトと呼ばれます。2台が縦に完全に接触して走ることにより、空気抵抗1台分で2つのエンジンを使って走ることになるので通常であれば不可能な速度で走ることが可能となります。ただし、これは前後のドライバーの意思疎通が重要で、小さなミスで大クラッシュの引き金ともなる高度なテクニックです。
決勝レース中に全車の中で最も速いタイムのこと。また、その周を”ファステストラップ”と呼ぶ
決勝レース開始前にコースを1周すること。
ローリングスタートではペースカー先導で周回しグリーンフラッグが振られそのままの流れでレーススタート。
スタンディングスタートではポールポジションが先導しその後グリッドに停車、グリーンフラッグでレース開始となる。
各レースに持ち込まれるタイヤの中で堅いタイヤのことを”プライムタイヤ”と呼ぶ
昔のレースはタイヤの寿命が短く、硬いタイヤほどタイヤ交換が少なく済み、勝因となっていたため”プライム=重要”と呼んでいた
反対に柔らかいタイヤを”オプションタイヤ”と呼ぶ
黒旗。事前の警告に従わなかったり、許容範囲を超えた行いがあった場合にペナルティを示す意味で振られる
”FreePractice”予選や決勝に向けた練習走行のこと
青旗。決勝レース中において周回遅れのドライバーなどに対し、後ろから追い越そうとするマシンが近づいて来たことを知らせるために振られる旗。一定時間無視するとペナルティを受けることもある。
主にアメリカのNASCARで使われるレース用語で、トラックの全ての部分をアクセル全開で走るレースのことを指します。全車が100%アクセル全開で走るため速度差が生まれず、密集した集団走行になる特徴があります。
レース用語で「ピットに入れ」の意味で使われる
逆に「ピットに入らずそのまま走れ!」の場合は”StayOut!”
ポーポジング現象またはポーポイジング現象
上下、縦揺れが連続で発生する現象
レーシングマシンの場合、車体下部(グラウンドエフェクト)でダウンフォースを強く発生させるマシンに見られる。
高速で走行しダウンフォースが発生するとサスペンションが押し下げられることにより、車体と地面との差が少なくなり更に強力なダウンフォースが発生。サスペンションがダウンフォースとのバランスを失うと(荒れた路面で車体と地面との差が広がるなどの外的要因も含む)元に戻る反発で縦に跳ね上がり、安定するとまた押し下げられる。を繰り返す
航空機にも見られる現象で重大事故の引き金になることも
Bumpy road to the top for Charles Leclerc! 🤕#F1 pic.twitter.com/Z6a5e6d3bo
— Formula 1 (@F1) February 24, 2022
決勝レースでスタート直後の1コーナーに先頭で飛び込むことを指す。
決勝レースをスタートする際の先頭位置の事。
予選で一番速いタイムを出したドライバーや、予選レースで1位チェッカーを受けたドライバーなどが担当する。
「ポール」と略されて呼ばれたり、”PP”と表記されたりする。
ま
や
ら
NASCARで使われるレース用語で、ペースカー出動中に周回遅れのマシンがペースカーを追い越し隊列の最後尾に並び直すことのできる救済ルールです。トップから1周遅れなら同一周回に、2周遅れなら1周遅れまで戻れます。ただし、これは1度のペースカーランで周回遅れの中で先頭を走る車1台と限定されています。iRacingにもしっかりと採用されているルールです。F1にも似たルールでラップバックがありますが、あっちが全車に対し、こちらが1台限定なのはNASCARに青旗というルールが無いからだと思われます。
”LAP” 周回 という意味
ラップタイム、ファステストラップという使い方
”LAP TIME”
1周を走行した時間を指す。
周回遅れ という意味
F1などのレースでアクシデントがあった際にセーフティカーが出動し隊列を整えますが この際、隊列の中に周回遅れのマシンがいるとレース開始直後に青旗が振られ非常に危険な状態となります。これを回避するために周回遅れのマシンは全車セーフティカーを追い越し隊列の最後尾に並び直させるルールです。対象車も同一周回に戻れるのでありがたい救済ルールです。似たルールに”ラッキードックパス”があります
NASCARで使われるドラフティングの1つで、2台のマシンが縦に並んで加速する現象を指します。通常の車両であれば走行した車体のすぐ後ろに空気の渦(ダーティエアー)が発生しその渦がマシンを引き寄せてしまい車を減速させます。しかし同じNASCARマシンが真後ろに接近することで前方の車が発生させる渦を整え、後ろに流してくれます。これにより前を走る車は減速することなく単独走行では不可能な速度を維持できるようになります。前が加速すれば後ろの車も一緒に加速できるという双方にとって恩恵のある走法です。これはNASCARマシンの形状による現象で、他のレースカーやフォーミュラマシンでは再現されません。
オーバルレースで採用されているレース再開の為のルール。
ペースカー離脱後、リーダーが加速しても良いスタートライン手前に設置されたエリアを指す。
これより以前に加速することはペナルティ対象
そのサーキットを最も早く走ることの出来る筋道で”ライン”と訳されることも多い。
最短距離ではないので注意。
SIMでは”ラインアシスト”としてこのレコードラインを表示してくれる機能があるので初めはそのライン上を通れるように練習すると良い。
ソフトにもよるが基本的に表示されるラインアシストが”緑はアクセル””赤はブレーキ”で覚えよう!
赤旗。なんらかのトラブルやアクシデントの際にレース、又はセッション中断の意味で振られる。
各車が1列または2列に隊列を組み、走りながらスタートする方式。
主にGTでのレース、アメリカのIndyやNASCARで採用されている。
対称に静止した状態でスタートする方法を”スタンディングスタート”と呼びます
